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公平・公正を重視するカナダの教育

ソーシャルワーク・タイムズ vol57 子連れソーシャルワーク留学 in カナダ vol.5 より転載

· 児童福祉,カナダ生活,小学校

現在、子どもたち2人は地域の小学校に通っています。カナダの新学期は9月から。転入手続きをした際「何か持っていくものは…?」と聞くと「何も持って来なくて大丈夫。体だけで来て。」と言われました。嘘だと思ったら、ほぼ本当でした(笑)。

カナダの小学校は、鉛筆やノート、絵の具等の学用品は基本的に全て学校側で準備してくれます。

各自リュックサックを使用しているので、ランドセルはもちろんありません。6ヶ月で唯一購入した物は、YA◯HAのリコーダー3ドルと楽譜2ドル、ロッカーの鍵くらいです。教育が誰でも公平に受けられるように、という考えからです。
日本で入学前に文房具や指定の体操服や上履きなど色々なものをそろえたのに加え、ドリルや絵の具、鍵盤ハーモニカ代など高額な集金があったことを思い出しました…。

前回、午前中のおやつ代が「寄付」として任意で集められるとお伝えしました。小学校で寄付と言えば、これ以外に月に1回程度ベークセール(食品バザー)があります。親が協力してポップコーンやカップケーキなどを50セントから1ドルで売るのです。子どもたちがお金を持参し、好きなものを購入します。そこで集まった寄付を学校運営に充てています。
日本でも子どもの貧困が問題になっている今、保護者が申し込みをしないと受けられない就学援助費という一律の支援制度だけでなく、自治体や学校ごとの工夫で様々な方法が考えられるのではないかと感じました。

なお、学校の手続き関係は担任の先生ではなく事務員の方が担当しています。担任の先生は基本的にはクラスでの指導に専念できるようになっています。
そして1クラスの平均は20人以下。カナダ政府が1クラスの人数をなるべく20人以下に、というガイドラインを出しており、オンタリオ州では、1クラス23人以下と決められています(実際に90%以上が20人以下とのこと)。ちなみに、今は教科書を使用しない、実験やグループワークなど参加型の授業が主流になっているそう。参加型授業を行う場合一人の教員がみられる人数は20人くらいが限度かもしれません。

ちなみに意外かもしれませんが、制服(ユニフォーム)があります。といっても、学校のロゴが入ったポロシャツやパーカーなのですが(笑)。これは学校単位で方針が異なるそうです。でも、そこまで高額でなく、上半身のみ、ユニセックス、アイロンがけ必要なしなので(←これ重要)とても便利です。まあ、着ていなくても注意されることもないようですが。

全員加入のPTAのようなものはなく、学校運営や遠足、クラブ活動のお手伝いなど募集に応じて、先生と直接やり取りしてお手伝いに行くことがあります。このように、働く親にとっても(ほとんどの親が働いています)プレッシャーの少ない学校生活です。

さて我が家の子どもたちは、英語はほぼゼロの状態で学校に通い始めました。
「トイレはどこですか?」などと書いてある緊急カードを、初日に持たせていたものの、かなり心配していました…。

 

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