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カナダ=他民族国家の移民受け入れ態勢

ソーシャルワーク・タイムズ vol58 子連れソーシャルワーク留学 in カナダ vol.6より転載

· 児童福祉,移民政策,小中学校

私と一緒にカナダに来ている我が家の子どもたち(小5、小2)は、英語はほぼゼロの状態で学校に通い始めました。最初はもちろん戸惑いの連続でしたが…、結論から言ってしまうと、あまり心配することはなかったようです。

実は、トロント市のほぼ全ての学校にはESL(※English as a second language)という、英語を母語としない子どもたちのためのクラスがあります。一日の半分くらいをそのクラスで過ごしています。すごろくやゲームを使って英語を勉強したり、本を読んだり、市内の色々なところに遠足に出かけて文化的体験をしています。

なぜこのように外国人に優しい環境なのでしょうか。それは国の政策として、移民や外国人を積極的に受け入れているためです。

カナダの人口は3,500万人ほど。高齢化に伴う労働力人口の減少を懸念して、様々なスキルを持つ移民を積極的に受け入れています。例えば看護師、介護士や医療系、住み込みのベビーシッターなど。その数なんと年間約25万人!また難民(とその申請者)を多く受け入れている国でもあります。カナダは、世界の難民の10人に1人、毎年約2万数千人の難民とその家族(申請者含む)を受け入れているそうです。(ちなみに日本では、一昨年3,777人の申請に対し6人を難民認定し、151人を人道的配慮として在留資格を与えたんだとか。)

これらの背景があり、移民や難民、外国人に対し、英語やキャリア教育を無料で行うプログラムが沢山あります。地域の学校やコミュニティセンターなどで、英会話教室や就労につなげるための講座や、個人サポートが行われています。移民や難民を受け入れるだけではなく、語学を身につけ、また教育を積んでもらい、カナダに貢献してもらう人材を育成しようという国の姿勢があります。

日本でも外国からの家事労働者や研修生の受け入れを拡大することが決まっています。しかし社会として受け入れ体制は整っているでしょうか。国として積極的に受け入れを進めるからには、本人の負担や、受け入れ先になっている会社や組織だけに負担が集中することがあってはなりません。そして受け入れた後に、差別や不利益が生じることのないように努めなければならないのではないでしょうか。

ちなみに、カナダは英語とフランス語の二カ国語が公用語。小学校4年生くらいからフランス語を勉強します(すべてフランス語で教育する公立の学校もあります。ちなみにカトリックの公立学校もあります)。そのため5年生の娘は今、英語を学びながら、フランス語を学習し、土曜日には日本の補習校に通っているという状態です。

さて、日本での共働き家庭やシングルペアレントと同様、単身での子連れ留学で最も重要なものは、子どもたちが昼間安心して過ごすことの出来る場所(保育園や学童)を確保することだと思います。
学校の手続きが終わり、次は学童の申し込み!だったのですが…。

(つづく)

 

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